カイザー日記

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2009年 02月 16日

読書

ブログ書くのがご無沙汰になっちゃいました(^○^)


なにせ、ここ数日間、家では寝るだけの日々で・・・


晩ご飯を食べに行ったり、朝まで飲み会(!?)



なので、たまには家の中で引き籠り♪



「引きこもり」って言葉、なんか悪いイメージに思えるけど、

結構好きなんですよ~♪



一日中、テレビ見て、本読んで、ネットして・・・っていうと、



「お前はオタクか?」と、周りから言われますが、




周りに流されない一日、それもまた必要かと思います。。。





この日読んだ本は、大成経凡(おおなるつねひろ)さんの


しまなみ海道の近代化遺産 足跡に咲く花を訪ねて



この本は今治市周辺町村と合併し、新今治市となる数日前に発行されました。

しまなみ海道開通を前に、一般的にはあまり知られていないけれど、
地元に住む住民にとって誇りが持てるような歴史や文化があって、
磨けば光る存在というものに著者は注目し、調査・執筆されています。


著書を読んでみると、今治は海運・造船、タオル、焼き鳥の町というのが、
一般的に知られていますが、海運・造船の町になった背景としては、
まず塩田の歴史を知ることから始まります。


現在、愛媛の塩といえば、「伯方の塩」が有名ですが、古くに目を向けると、
波止浜塩田が有名であったようで、その「波止浜」という地名の由来が
塩田から来ているものだったり、現在も残っている地名が塩田時代の名残だったり
することに気づかせてくれます。


その塩田での塩づくりのためには燃料が必要で、燃料の運搬のために船が必要となって
波方の海運業が登場し、その船の修理を行うためには造船所が必要となった訳で、
なぜ、そこに生まれ起こったのか?という謎が次から次へと解けていく爽快感が
読んでいるうちに感じられます。




そして、その他にも・・・


今治市波止浜湾に存在する(かつて存在していた)造船所の誕生話


地元の発展のために身を捧げた人々の話


現在のクレジットカードの発祥となった桜井漆器についての歴史


その他、様々な遺産・文化についての話を読むことができます。
(やはり自分が一番興味があるところ・・・造船・海運関係を中心に
読んでしまいました・笑)




ただ、あとがきにもありますが、これらの大事な近代化遺産を、
ただ古いという理由で取り壊されてしまってることが残念とあり、
今後の町造りについて、必要なものは残していかなきゃと、
私たちに考えさせられる内容でした。



あまり知られていない本ですが、新今治市を知っていく上では大事な本だと思います。



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by shinya-ue | 2009-02-16 03:36 | 日記


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