カイザー日記

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2014年 06月 05日

尾道・浄土寺の中世石造物

こんばんは。

しまなみ石塔巡礼ツアーの始まりは、広島県尾道市にある浄土寺からスタートです。

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石塔巡礼パンフレットでも間違いなく1番札所に認定されているこの古刹・浄土寺は、聖徳太子の開基と

伝えられ、その後一時期没落するも鎌倉時代に再興された、かなり歴史のあるお寺のようです。

そして、なにやらところどころに「国宝の寺」という文字も見えます。

本堂と多宝塔が国宝で、その他の多くの建物が重要文化財に指定されているのだそうです。

両方ともに鎌倉時代の建立。

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これらも十分に美しく価値のあるものなんですけど、今回のツアーの主役は中世石造物ですから、

そろそろそちらの方へ目を向けないといけませんね。

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今回ここでの見所は、浄土寺の東側に並べられている宝篋印塔と納経塔(宝塔)です。

このうち、一番左にある宝篋印塔が南北朝時代の建立、その右にある宝塔が鎌倉時代の建立で、

二つとも国の重要文化財に指定されています。


宝篋印塔は供養塔・墓碑塔としての役割を持ち、次回以降で紹介する五輪塔が僧俗問わず用いられたのに対して、

宝篋印塔は身分が高い人たちに用いられることが多かったものです。

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鎌倉時代の制作初期段階は大きなものが作られた傾向にあり、浄土寺のも全高3メートル超の大きさでした。


これに見られる特徴としては、塔身と基礎のあいだに受台があり、

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この真ん中の逆台形のものですが、これが入ったものは今治地域を中心とするしまなみ地域によく見られた

意匠であるため「越智式」と呼ばれています。


でも、幸か不幸なのかよくわかりませんが、これらは国指定の重要文化財のはずであるのに柵も仕切り

すらなく、触ろうと思えば触れる距離にあるフレンドリーさを持ち合わせていながら、国指定の重要文化財

のすぐ目の前に無意識に駐車できてしまうという不思議さも併せ持っております。

「しまなみ海道沿線の中世石造物のほとんどが、たとえ国の重要文化財ほどの価値にあっても興味なし」の

おかげで、このような展示方法をとることができているのだと実感しました。

価値は後からついてくるはず・・・なんですけどね。

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お寺の向こう側は尾道水道。その向こう側が向島。



次に続く!!


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by shinya-ue | 2014-06-05 02:28 | 日記 | Comments(0)


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